第53期(2026年度)|講座のご案内

概要

期間・開催時期・会場

開催期間令和8年4月から1年間(2026年4月〜2027年3月)
開催回数全11回(8月を除き毎月開催)
開催日原則 第2日曜日 10:30~16:30
会場名城大学八事キャンパスを予定しています。

講座タイプ

第53期は、引き続き新型コロナウイルス感染防止のため、受講者の皆さまが安心して参加できるよう、感染予防対策を講じて座学による集合研修を実施します。

以下の注意事項をご確認のうえご参加いただきますようお願いいたします。


感染状況等により、座学による集合研修を中止し、Web配信によるリモート研修に変更する場合があります。

カリキュラム

講座の内容・講師は申込み開始前に決定しています。
詳しくは以下ボタンよりPDFファイルをご確認ください。

第53期募集要項

第53期募集要項です。以下ボタンよりPDFファイルをご確認ください。

講師紹介

東海漢方協議会の講座は、会を主催する「常任講師」と
外部から招く「特別講師」で行われます。
今期の講師の一覧は以下よりご確認いただけます。

常任講師

伊藤 晴夫
浮亀 浩
榎本 楠紀
小塚 陽介
柴田 裕紀子
中島 幹夫
林 誠一
牧野 利明
三品 尚弘
蓑輪 暁美
吉田 将士
生田 悠起

特別講師

今期は6名の「特別講師」をお招きする予定です。

竹越 哲男(たけこし てつお)
医療法人 竹越耳鼻咽喉科医院院長
日本耳鼻咽喉科学会専門医、東洋医学会漢方専門医

略歴

1990年 群馬大学医学部卒業
群馬大学耳鼻咽喉科学教室入局
1994年 群馬大学大学院卒(めまいの臨床研究にて学位取得)
前橋日赤、群馬中央病院等に勤務
2012年 竹越耳鼻咽喉科医院を継承
漢方歴について
2003年 ~小暮敏明先生に師事
2016年 ~「大宮耳鼻科漢方の会」開催
2020年9月 コロナ禍で対面講演が出来ないため YouTubeで「明解!西洋医学で耳鼻科漢方」の配信開始
2020年12月 ~新見正則先生のYouTubeチャンネル「漢方jp」で 第3金曜日ライブ講演担当
2022年11月より Dr.’s Prime Academia(医師限定動画配信サイト)で「らくちん漢方」(第4木曜日)講演担当。
<ご講演要旨>

効かせる漢方の使い方ー咳・めまいを中心にー

病名漢方は便利ですが、効きますか?漢方を効かせるには病名投与ではなく、病態に対応することが大事です。そしてその病態を改善させる生薬とその組み合わせを考えなくてはなりません。漢方は生薬の足し算です。西洋薬とは異なり、生薬には温める・冷やす・乾かす・潤すなどの作用があります。また、生薬を組み合わせると、英語の「イディオム」の様に特有の作用が出たりします。まず、これらの基本を簡単に見渡して、咳とめまいの病態把握のポイントを解説して、漢方治療の道筋を考えます。「咳には麦門冬湯」・「めまいには半夏白朮天麻湯」のような「何だか効きの悪い漢方」を処方しなくてはならないジレンマから脱却しましょう。

著書

『耳鼻科の難治疾患に漢方薬!<漢方学習不要の実践的アプローチ>』 日本医事新報社
鈴木 健(すずき けん)
薬剤師/心理カウンセラー

略歴

2008年 第一薬科大学卒業
2008年 株式会社MIZ 入社 調剤部門
2010年 漢方部門へ異動
2013年 自然薬本舗 鈴木薬局 就職
薬剤師/心理カウンセラー
30~50代女性を中心に、全国から年間3000件以上の心と体の不調に寄り添う漢方相談/カウンセリングを行う。専門は自律神経の不調とHSP気質の方の不調。
自身も幼少期から虚弱体質とアトピー・喘息に悩み、漢方と出会って体が整うことで、心も自然と前向きになることを実感。
また、繊細さや過敏さから心身の不調を訴える多くの人たちのカウンセリングにあたってきたことから、漢方だけでなく、心理学・東洋思想・脳科学などを深く学び、カウンセリングに応用している。
漢方相談歴15年、愛媛県在住。
オンラインサロン「自律神経Lab.」主宰
<ご講演要旨>

ー生理学脳科学が進歩した令和時代の漢方の捉え方ー

漢方は「経験医学」として受け継がれてきましたが、現代では脳科学・自律神経・ホルモン・免疫といった生理学的視点から、その効果が次々と解明されています。
本講演では、最新の脳科学・心理学の知見をもとに、「なぜ漢方が心身を整えるのか」を科学的に紐解き、ストレス・自律神経といった現代的テーマを通して令和の漢方的思考を提案します。
東洋と西洋、経験と科学をつなぐことで、患者さん一人ひとりに寄り添う新しい漢方の捉え方を共に考えましょう。

渥美 聡孝(あつみ としゆき)
九州医療科学大学薬学部薬学科 生薬学講座准教授
薬剤師  博士(創薬科学)

略歴

学歴
2005年 金沢大学薬学部卒業(薬剤師免許を取得)
2007年 金沢大学大学院博士前期課程修了
2016年 金沢大学大学院博士後期課程修了(博士(創薬科学)を取得)
ご職歴
2007年 昭和大学薬学部助教
2012年 九州保健福祉大学薬学部薬学科 生薬学講座助教
2017年 九州保健福祉大学薬学部薬学科 生薬学講座講師
2022年 九州保健福祉大学薬学部薬学科 生薬学講座准教授
2024年 九州医療科学大学薬学部薬学科 生薬学講座准教授(大学の名称変更)
(大学での講義)
薬用植物学、生薬学、東洋医薬学、漢方治療学など、薬用植物から漢方薬の使い方まで、一貫して教えている。

(フィールドワーク)
中国:6回 ロシア:4回 台湾2回 韓国:1回 ネパール:1回
ブータン:1回 モンゴル:1回 タイ:1回
東アジアを中心に、薬用植物の調査や各国の伝統医薬学の調査を行ってきた。
近年は国内の野生薬用資源の探索のため、チョウトウコウやボウイ,トウキの調査で年10回以上、山にこもっている
漢方薬原料の国内生産のため、延岡市、福井県高浜町、大分県由布市と連携して薬用作物の栽培指導や講演活動を行っている。
<ご講演要旨>

ー国産生薬の現在地と課題—栽培地の育成と野生資源の持続的利用ー

漢方薬を安定的に供給するには、生薬資源をサステナブルに確保することが欠かせません。現在、国内需要の約9割を輸入に依存し、国産比率はおおむね1割です。SDGsの視点では、フードマイレージやバーチャルウォーターなど、価格に含まれにくい環境・地域の負担も無視できません。本講では、①国内での栽培に適した薬用作物の取組事例と成否要因、②野生資源の持続的利用に向けた採取、③これらの取り組みが直面している課題について具体的に示します。

仙頭 正四郎(せんとう せいしろう)
仙頭クリニック 院長。医学博士。
日本東洋医学会漢方専門医 / 日本内科学会認定内科医

略歴

1982年 東京医科歯科大学医学部卒業
1986年 東京医科歯科大学大学院医学研究科・生理学 修了
1985〜87年 Harvard Medical School Dept. of Anatomy & Cellular Biology 研究員
1990年 仙頭クリニック開設(東京都文京区・大塚)
2006年 大阪市福島区にクリニックを移転
2010年 一般財団法人高雄病院京都駅前診療所 所長に就任
2018年 仙頭クリニックを再開(東京都文京区・本郷) 現在に至る
前後して都立豊島病院、日本医科大学付属第一病院、東京医科歯科大学、順天堂大学などの漢方外来を担当。東京医科歯科大学非常勤講師、臨床准教授、順天堂大学医学部非常勤講師などを勤める。
<ご講演要旨>

ー「漢方極意」の臨床実践ー

「ペア関係がいくつも複合してシステムを成り立たせている」とする考えを基礎に、「1」を見て常に「2」を意識、見ている(見えている)軸と異なる軸を意識を手法とする漢方極意を操って、実際の症例を治療する過程を講座参加者とともに辿ります。「極意」の概念説明の時間は圧縮し、臨床との向き合いの中で極意の本質に迫ります。
当日資料で実症例を提示します。その素体のとらえ方、弁証の仕方、主訴に関わる病態の認識、治療手段の構築、処方や生薬のとらえ方、治療薬としての選択と経過などそれぞれの段階で、漢方極意を実践しながら極意の意図を解説します。極意を意識した治療姿勢を身につける機会になれば幸いです。

著書・編著

『東洋医学-「人を診る」中国医学のしくみ』新星出版社
『読体術 東洋医学の健康診断』小学館
『漢方で治すこどものアトピー』講談社
『読体術 体質判別・養生編/病気診断・対策編』農文協
『標準東洋医学』金原出版
『家庭でできる漢方1~4』農文協
『最新カラー図解 東洋医学の基本としくみ』西東社
『新型ウイルス感染症の治療と予防の漢方戦略~パンデミックから命を守る~』医学と看護社
『漢方で免疫力をつける:ウイルス対策からウエルエイジングまで 』農文協
『究めるエキス漢方大全 -「ZtoA」実践から基礎へ-』金原出版
『症例でわかる東洋医学 読体術―8つの体質と漢方薬活用』農文協
都築 雨佳(つづき うか)
都築医院医師
名古屋大学総合診療科病院助教
【資格・免許】
2014年 - 内科認定医取得
2017年 - 神経内科専門医取得
2023年 - 漢方専門医取得
【スキル・特技】
言語: 中国語(母語)
【趣味・特技】
料理 - 中医食文化

略歴

生い立ち・学歴
1984年 中国遠寧省瀋陽市で生まれる
1994年 来日 長久手町立長久手小学校4年生に入学
2003年 神奈川県桐蔭学園高校卒業
2011年 名古屋大学医学部医学科卒業
ご職歴
2011年~2013年 愛知厚生連安城更生病院 初期研修
2013年~2016年 愛知厚生連安城更生病院 後期研修 神経内科勤務
2017年 神経内科専門医取得 - 名古屋大学医学部総合診療科にて漢方研修開始 - 夫の実家の安城 市都築医院にて内科勤務
2019年 生薬処方開始
2023年 漢方専門医取得
<講演要旨>

冬の食養生 ~「閉蔵」の時季を健やかに過ごす食卓~

冬は自然界の気が「閉蔵」し、万物がエネルギーを内に蓄える季節です。人体も同様に、陽気を消耗せず、腎精を補い、次の春に備えることが養生の要となります。
本講義では、この中医理論を基盤に、日本の冬の食卓で実践できる「養生食」の知恵をご紹介します。
具体的には、五穀、五畜で冬に該当する食材食材について、その効能を最大限にする調理法も含め紹介します。
また、腎虚証や腎実証の食養生についても紹介します。
「薬食同源」の考えに立ち、日常の食材が持つ薬効の側面で紹介しつつすぐ取り入れられる実用的な内容でお伝えします。薬よりも生活や食で健康を調節するという本来の中医学の美しさを紹介していきたいです

宮澤 裕治(みやざわ ゆうじ)
みやざわクリニック医院長

略歴

1983年 名古屋大学医学部医学科卒業
1983年~1987年 大垣市民病院勤務
1987年 名古屋大学第二内科肝臓研究室にて学位取得
1992年 名古屋市中区にて栄町クリニック開業
2018年 千種区に移転開業(みやざわクリニック)
<ご講演要旨>

ー気の診断をどのように行い、いかに治療に結び付けるかー

現代の漢方では病者を治療するにあたり、気血水の異常を舌診・脈診・腹診などの方法で診断し、その所見を根拠に治療を行う建前になっている。しかし演者の考えるところ四診の所見は、気血水の異常ゆえの気(Qi)の流れの不調、これが表出する二次的・間接的所見であって、もしわれわれが気血水の状態を直接に診断する手段を持てば、治療の有効性は格段に高まるはずである。
この考えに基づき、より確信に満ちた治療学を求めるとき、当然ながら浮かぶのは、気の直接的診断をどのように行うのか、また鬱滞した気の流れを治療によって修正できるのか、という疑念であろう。本講演では、気を診断し、治療を試みるとき、何が必須で何が治療原則なのかを述べ、気を流す「みち」である経脈の診断法である「経脈診」にも触れる予定である。

賞罰   

 2018年 第22回東亜医学協会賞受賞      
 2020年 第30回漢方治療研究会 優秀演題賞受賞

日本薬剤師
研修センター
受講単位について

リモート研修は研修認定薬剤師制度及び漢方・生薬認定薬剤師制度の受講単位対象外の講座となります。

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